上映時間3時間半があっという間だった
先日、オンライン配信で観たミュージカル『二都物語』。
上映時間は幕間を含めて3時間30分。
でも、そんな長さを感じる間もなく、最後まで一瞬でした。
あの感動をすぐに書きとめたい気持ちもありましたが、少し気持ちを落ち着けてから綴りたいと思い、あえて数日時間をおいてみました。
…でも、感動がまだ止まりません。
マダム・ドファルジュ役が…まさかの!
今回の観劇は、できるだけ前情報を入れず、まっさらな気持ちで配信にのぞみました。
すると、ひときわ存在感のある歌声が…。
どこかで聞いたことがある様な――そう思って記憶をたどると、なんと!
元宝塚・雪組の副組長、未来優希さんではありませんか!
演じていたのは、家族を殺された過去を持つマダム・ドファルジュ。
彼女の憎しみがにじむ歌声は、胸が締め付けられるようで、思わず息を呑みました。
終演後のコメントでは「辛い役でしたが、やりきることができました」と語られていたのが、心に残っています。
物語を彩る色の記憶
わたしにとって今回のミュージカルは、「色」が記憶として刻まれた作品でもありました。
その記憶に残った色を、1枚のカードで表現してみました。

シドニー・カートンのスカーフの青
チャールズ・ダーニーのテールコートの青
ルーシー・マネットと小さなルーシーの優しい黄色のドレス
エヴレモンド侯爵のジュストコールの赤
マダム・ドファルジュが編んでいた毛糸の赤…
それぞれの色が、人物の運命や想いと重なり、心に残る記憶となりました。
ほんの少しだけ、ネタバレありで語らせてください
実は、ミュージカルを観る前に唯一見たYouTubeのインタビューで、井上芳雄さんが話していたこと。
設定として、2人は似ていることになっているんですが、初演から12年経ったので、似ているのかどうか…まぁ浦井くんが似せてくれるでしょう!
この「似ている」という言葉が気になりつつ観ていたのですが、その意味が物語の後半で明かされた瞬間――
涙が止まりませんでした。
もう、ティッシュの箱を抱えて、最後まで号泣。
そして配信でも観ることができた上演後の出演者の方々のコメント。
泣き笑いしてしまいました。
観ることができて、本当によかった
橋本さとしさん演じるドファルジュも圧巻でした…
が、16時台の飛行機には無事間に合ったのでしょうか。
『二都物語』、もし再演があれば、今度は劇場へ遠征したい、と夢見ています。
またこの世界に出逢える日を楽しみにしています。
観劇前の気持ちを綴った記事はこちらからどうぞ↓